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2011年09月02日

南三陸町 戸倉小学校卒業式

8月20日から30日までの11日間、南三陸町~東京~函館と巡業してきた。
偶然21日に南三陸町戸倉小学校のこの春卒業の6年生たちの卒業式があるというので、南三陸町に行く途中に、出席させてもらいに伺った。卒業した6年生たちが3年生と4年生の時、2年続けてMAREの授業をした。
3年生のとき、学校でMAREをしはじめたばかりの頃だったので、こちらも緊張していた。それでも、子どもたちの一生懸命な参加を感じて、普及の手応えをつかんだことを覚えている。
そんな思い入れもあったので、出席させてもらってもいいですか?と問い合わせしたところ、来賓席に座らせていただくことになりまたまた緊張してしまった。

戸倉小学校は3月11日の震災の時に、津波が校舎の屋上まで達して、現在はもとの学校では授業ができなくなっている。今は隣町登米市の廃校になった善王寺小学校を借りて授業がされている。ここで卒業式も行われた。

震災の日、日頃の防災訓練や先生がたの的確な判断で、子どもたちは最悪の事態を免れた。
前PTA会長の来賓のあいさつで、「子どもたちを、私たちの手元に無事戻していただいた先生がたの当日の行動に、深く感謝いたします。」というコメントがあり、先生とはほんとうに大変な、しかし素晴らしい仕事なんだとあらためて感じる。

3月11日は寒い夜だった。高台で雪の舞う中、数日後に予定されていた卒業式で歌うはずだった「旅立ちの日に」をみんなで歌って元気づけあったらしい。
その歌を、3月には歌えなかった歌を、5カ月遅れの卒業式でみんなで歌った。
南三陸町 戸倉小学校卒業式


歌を作られた川島愛さんも参加されて。
(正面に座られてます)

子どもたちは、みんなもう中学生。4年生の時とは違って背も高くなり、声も変わっていた。
恥ずかしさもでて、組長も少しこっぱずかしく、あんまり話もできなかった。
でもそこに時の流れを感じ、成長を感じた。3月11日を乗り越えたという自信も感じた。明るかった。

強くたくましく、大きくなっていってほしいと思った。

追加の写真。
南三陸町 戸倉小学校卒業式



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